一提到公链データ、皆さんが最初に思い浮かべるのは TPS とガス代です。一つは速さの問題、もう一つはコストの問題ですが、実際にはこの二つの指標だけでは不十分です。この二つの指標だけに注目すると、最も本質的な問題を見落としてしまいます。私は性能、安全、エコシステムの三つの視点から、公链のデータの基本的な見方についてお話ししたいと思います。
一、性能の視点:チェーンが本当に速いか、コストが高いか?#
性能指標は、このチェーンが大規模なアプリケーションを支えられるかどうかを決定します。ガス代が高すぎたり、TPS が低すぎたりすると、ユーザーは使えず、開発者も動かせなくなります。それは単なる机上の空論です。
どのデータを見るべきか?
TPS(Transactions Per Second):毎秒処理できる取引の数。
ブロック時間(Block Time):ブロック生成速度が速いほど、取引確認が早くなります。
ガスの平均費用:ユーザーの日常取引の実際のコスト。
最終確定性(Finality)時間:取引が発生してから完全に確認されるまで、どれくらいの速さで「ロック」されて変更されないか?
どう見るか + どのツールを使うか?
Token Terminal:対象のチェーン名(例:Ethereum、Solana)を入力して、ガス代や日々の取引量のトレンドを確認します。
Blockchair、Etherscan、Solana Beach:チェーンレベルのデータ詳細。
L2Beat(Layer2 専用):Layer2 の TPS、費用比較図。
図の読み方を教えます:ガスのトレンドグラフが「心電図」のように上下する場合、チェーンが混雑しているか、メカニズムが不安定である可能性があります。安定して下降している場合は、最適化や補助金によるものかもしれません。メカニズムを考慮して解釈する必要があります。
二、安全の視点:その去中心化の程度と攻撃耐性はどうか?#
多くの公链は性能のために安全性を犠牲にしています。例えば、バリデーターが少なすぎたり、ノードが過度に集中していたりすると、問題が発生した際に「チェーンを再起動」しなければならなくなります —— これは Web3 では絶対に受け入れられません。
どのデータを見るべきか?
バリデーターの数:バリデーターの数が多いほど、去中心化が進んでいます。
フルノードの数 / および分布地域:ノードが多く分散しているほど、チェーンは安定します。
ステーキング集中度:例えば、90% のステーキングが数人の大口または機関に集中している場合、チェーンは操作されやすくなります。
ダウンタイムの歴史:チェーンに重大な故障が発生したことはありますか?その回復メカニズムはどうですか?
どう見るか + どのツールを使うか?
Validator Dashboard(各チェーンの公式サイト、例:Ethereum Beaconcha.in、Solana Validator App)
Messari レポート / Chainflow バリデーター去中心化評価
Rated.network:Ethereum PoS バリデーターの分布と性能データ。
小さな注意:バリデーターが「多い」ことは「分散されている」ことを意味しません。もし 80% が数人のノードオペレーターに集中しているなら、それは依然として中心化です。
三、エコシステムの視点:このチェーン上で誰かが使っているか、誰かが構築しているか?#
チェーンはアプリケーションを動かすためのものであり、単なる技術の空回りではありません。DApp がなければ、開発者がいなければ、どんなに技術が優れていても意味がありません。
どのデータを見るべきか?
DApp の数と主要プロジェクト:DApp の数と、象徴的なアプリケーション(DeFi、NFT、GameFi など)があるかどうか。
日次アクティブユーザー(Daily Active Users):毎日このチェーンを使っている人はどれくらいいますか?
取引数とアドレス数:ブロックチェーンプロジェクトの活発度と成長の可能性を評価するための重要な指標です。
TVL(総ロック量):どれくらいの資産がチェーン上で動いているか、ユーザーの信頼と実際の使用状況を反映します。
どう見るか + どのツールを使うか?
DeFiLlama:公链の総 TVL ランキングと DApp の貢献度を確認します。
DappRadar:各チェーン上の人気アプリケーションやユーザーの活発数を閲覧します。
Dune Analytics:カスタムダッシュボードでユーザーの活発トレンドやアドレスの成長を確認します。
エコシステムが「虚火」かどうかを判断する:
ユーザー数が急増しているが取引量が増えていない?それはエアドロップのタスクかもしれません;TVL が急増しているがすぐに流出している?それは資金の流れかもしれません。長期的な留保を見なければ信頼できません。
まとめ:公链データはどう見るか?この三つのキーワードを覚えておいてください:#
安定して動く:TPS、費用、確認時間を見て、実際の使用を支えられるか。
耐えられる:ノード、バリデーター、安全メカニズムを見て、十分に去中心化されているか。
誰かが使っている:DApp、TVL、ユーザー数を見て、エコシステムに活力があるか。
さて、次回新しい公链に出会ったときは、皆さんもこの方法で簡単に判断できると思います。判断の七八割は問題ないと思います。後ほどツールの使い方についてはコミュニティでシェアします。ありがとうございます。
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